賃貸物件が安い時期にお得に探す方法とメリット・デメリット徹底解説

賃貸物件を探している方にとって、家賃はなるべく安く抑えたいものですよね。

一般に、賃貸物件の家賃は、物件自体の条件や周辺環境だけでなく、物件を契約する「時期」によって変動することをご存知でしょうか。
より安く、自分の条件に合った物件を探すには、賃貸物件の家賃の特徴について知っておくことはとても大切です。

今回は、賃貸物件が安い時期やその理由、また、賃貸物件が安い時期に物件を探すメリット・デメリットについてご紹介します。

賃貸物件が安い時期

入居希望者が少ない4月中旬~8月

賃貸物件の家賃が安い時期として、「4月中旬~8月」があげられます。
この時期は、進学や就職、転勤が落ち着き、入居希望者も少ない時期です。

もし、この時期に空室が残っていると、次の引越しシーズンである9月~10月、また、最悪の場合は来年までお部屋が埋まらない可能性もあり、大家さんは値下げをしてでも空室を埋めたいと考えるため、全体的に賃貸物件が安くなりやすい傾向にあります。

また、家賃がそのままの値段であっても、敷金や礼金などの他の費用が安くなっている場合もありますし、入居後数ヶ月分の家賃を無料にする「フリーレント」の相談や家賃の値下げ交渉に応じてくれる場合もあります。

賃貸物件が安い時期に契約したいと考えている方は、この時期にこまめに物件をチェックしてみるといいかもしれません。

特に6月~8月は引越し費用も安い!

賃貸物件が安い時期である「4月中旬~8月」の中でも、特に「6月~8月」は引越し費用も安くなるため、より安い費用で引越すことができるでしょう。

実は、引越し費用も賃貸物件の家賃と同様に時期によって価格が変動し、新生活シーズンである繁忙期の1月~3月は比較的高め、閑散期である6月~8月は比較的安めである場合が多いです。
実際、引越し業者の中には時期によって引越し費用に2~3万円ほどの差がある業者もあるようです。

時期を選んで引越しすることができ、初期費用を安く抑えたいという方は、敷金や礼金などの賃貸物件の契約に関する初期費用だけではなく、引越し費用まで考えて時期を選んでみてはいかがでしょうか。

賃貸物件が高い時期

新生活シーズンの1月~3月

新生活シーズンである「1月~3月」は不動産業界が1年の中で最も忙しくなる繁忙期で、賃貸物件が高い時期でもあります。

この時期は、進学や就職、転勤などのために賃貸物件を探す人が多く、家賃を値下げしなくても入居希望者がたくさんいることから、物件数は多くても家賃や敷金・礼金が高い傾向にあります。

基本的には2月下旬から3月にかけてが繁忙期のピークですが、最近では早めに物件探しをし始める人も多く、中には1月から賃貸物件を探し始めている人もいます。
人気物件に住みたい!などのこだわり条件をお持ちの方は、ピークよりも早めに不動産へ相談しに行くと良いでしょう。

転勤が多い9月~10月

企業の人事異動が多い「9月~10月」は、その分転勤も多くなることから、賃貸物件が比較的高い時期です。
新生活シーズンほどではありませんが、学校も新学期になることからこのタイミングで引越しする人も多く、他の時期に比べて需要も多いことから家賃が高いことが多いでしょう。

逆に、人事異動が落ち着いた11月以降は不動産業界も落ち着き始めますが、すぐ新生活シーズンである「1月~3月」に向けた準備期間に入るため、やはり夏に比べると徐々に物件の値段が高まっていく時期であるともいえます。

賃貸物件が安い時期に物件を探すメリット

初期費用や家賃の交渉がしやすい

賃貸物件が安い時期は不動産業界の閑散期であり、敷金・礼金などの初期費用や家賃の交渉がしやすいという特徴があります。

特に新生活シーズンの「1月~3月」に入居者が見つからなかった物件は、最悪の場合、来年の「1月~3月」まで入居者が見つからないこともあるため、大家さんは値下げをしてでも早く入居者を見つけたいと考えてることが多いです。

また、不動産会社も閑散期はお客様一人一人に時間をかけて対応することができるため、こういった家賃交渉にも普段より丁寧に対応してくれるかもしれません。
そのため、賃貸物件が高い繁忙期に比べると、もともと安い物件を契約できるだけでなく、交渉などを通して初期費用や家賃がさらに安い物件を契約できる可能性が高いでしょう。

フリーレント物件が増える

入居後、一定期間家賃が無料になる物件を「フリーレント」物件と呼びます。

賃貸物件が安い不動産業界の閑散期では、こういった「フリーレント」物件が多く、費用を抑えて契約することができます。

また、フリーレントでない物件でも、賃貸物件が安い閑散期での契約であれば、交渉次第で大家さんからフリーレントを付けてもらえることもあります。 大家さんにとって、家賃を値下げすると他の居住者から「自分も家賃を下げて欲しい」と言われる可能性があるため、クレームを避けるためにも、家賃の値下げよりフリーレントの方が交渉に応じやすいということが多いです。

引越し費用も安いことが多い

賃貸物件が安い時期はそれだけ入居希望者が少なく、また、引越し件数も少なくなります。
そのため、賃貸物件が安い時期は引越し費用も安いことが多く、より安い費用で新しい住まいに引越しをすることができるようになります。

また、賃貸物件が安い時期の中でも、特に6月は梅雨のシーズンでもあり、引越しをする人が少ないため、引越し費用が安い傾向にあります。

不動産に丁寧に対応してもらえる

不動産業界の繁忙期では、多くの入居希望者から一斉に集まるため、必然的に一人のお客様にかける時間が短くなってしまい、メールの返信が遅くなったり店頭の待ち時間が長くなってしまったりすることがあるかもしれません。

しかし、これに対し賃貸物件が安い時期では、閑散期のため不動産会社にも時間的余裕があり、お客様一人一人に時間をかけてじっくりと対応してもらうことができます。
初めての一人暮らしに不安を抱いている方やより親身に対応して欲しいという方は、この時期に相談しに行ってみるのもいいでしょう。

時間をかけて物件を選ぶことができる

賃貸物件が安い時期では引越しをする人が少ないため、周りに物件を取られる心配なく、じっくりと時間をかけて物件を選ぶことができます。

繁忙期では、人気物件ほどすぐ埋まってしまうため、早め早めの決断を迫られることになりますが、閑散期では周りに気をとられることなく、納得のいくまで物件を探すことができるでしょう。

賃貸物件が安い時期に物件を探すデメリット

物件数が少ない

賃貸物件が安い時期は、市場に出回る物件数が少ないという特徴があります。

不動産業界の繁忙期は、入居希望者が多い分、物件から引越す人も多いため、市場に物件が多く出回りますが、逆に賃貸物件が安い時期は引越しする人が少ないため市場に出回る物件が少ないです。

そのため、賃貸物件が安い時期では市場に出回る物件数が少なく、多くの物件の中から自分の条件にあった物件を選びたい方にとっては、賃貸物件が安い時期に物件を探すのはあまり向いていないかもしれません。

人気物件は埋まっていることが多い

新築や駅近などの好条件の人気物件や優良物件は繁忙期に埋まってしまうことが多く、賃貸物件が安い時期では人気のある物件が少ないことが多いです。

どうしても譲れないこだわりの条件がある!という方は、閑散期や繁忙期のピークを避けて、だんだん物件数が充実し始める12月~1月などで物件探しをしてみるのも良いかもしれません。

新生活キャンペーンなどがない

不動産業界の繁忙期である「1月~3月」は新生活シーズンであり、家電量販店や家具屋さんが揃ってキャンペーンをおこなうため、新品の家具や家電をセットで安く取揃えることができます。

しかし、賃貸物件が安い時期はそういったキャンペーンがなく、家具などを1から揃える必要がある人は逆に初期費用が高くついてしまう可能性もあります。
引越しとともに家具や家電の買い替えを考えている方にとっても大きな出費となりますので、時期はよく考えて契約しましょう。

物件の安い時期を見極めてお得な物件を探そう

新生活シーズンである「1月~3月」は賃貸物件の高い時期であり、家賃や初期費用が高いですが、その分、新生活キャンペーンを活用して安く家具・家電を手に入れることができたり、多くの物件の中から自分の好きな物件を選んだりすることができます。

逆に、不動産業界の閑散期である「6月~8月」は賃貸物件の安い時期であり、物件数は少ないですが、その分、家賃や初期費用を抑えて契約でき、不動産のスタッフからも丁寧な対応を受けることができるでしょう。

引越しの時期が決まっていない方は、この時期にじっくりと物件を探してみるのもいいかもしれません。

このように、賃貸物件を探す際には、物件自体や周辺環境だけでなく、物件を選ぶ時期を考えて選ぶこともとても重要です。
自分に合った物件の選び方を見つけ、自分にぴったりの物件を探してください。

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「引越しの時期が決まっているから賃貸物件が安い時期に契約はできないけど、費用を抑えて安い物件に住みたい」
「時期に関わらず、たくさんの物件の中から自分の条件に合った物件をお得に探したい」
と考えている方は、一度、部屋まるで物件を探してみてはいかがでしょうか。