上京するためにはどのような手続きが必要なのでしょうか。
役所での手続きなど、どのような手続きを行ったらよいか分からない方も多いと思います。
そこで今回は、上京時や上京後に必要な手続きについて解説します。
また、ペットを飼っている方など一部の方に必要な手続きについても紹介します。
スムーズに上京ができるように事前に準備を行いましょう。
この項目では、上京前にするべきことについて解説します。
引っ越しやその他の付随費用の資金を準備しましょう。
引っ越しをする際には、引っ越し費用・物件費用・家具や家電の費用・交通費などが掛かります。
また、上京後の生活費として資金を準備する必要があります。
さらに引っ越し費用は時期によって大きく異なります。
一般的に引っ越し業者の繁忙期とされる3月や4月は、繁忙期前に比べて単身引っ越しで3万円ほど多く費用が掛かります。
少しでも費用を抑えたい方は、できるだけ繁忙期を避けて引っ越しを行うようにしましょう。
引っ越しの準備をする際に不要物を処分しましょう。
着ない服や使わないものは思い切って捨ててしまうことも重要です。
荷物を減らすことで荷解きにかかる時間も抑えることが出来ます。
また、荷物が少なければ少ないほど引っ越しの費用を抑えることができます。
上京前に、上京先となる引っ越し場所を決めましょう。
契約から入居までに時間がかかることもあるので、あらかじめ決めておく必要があります。
引っ越し場所を決める際には、家賃や立地などをよく調べてから決めるようにしましょう。
また、内見の際にはメジャーを持参して家具や家電を置くスペースがあるか細かくメモをしてください。
特に冷蔵庫や洗濯機を置くスペースには注意が必要です。
天井の高さや窓の位置など記録しましょう。
首都圏は東京を中心として家賃が高い傾向があります。
家賃や引っ越し費用など、上京の資金繰りに苦労している方も多いのではないでしょか。そんな方は賃貸家賃6万円以下の専門店「部屋まる。」をおすすめします。
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引っ越し先が決まった後は、引っ越し業者を選びましょう。
早期の申し込みで特典のある業者や1人暮らしをする方に向けたプランなど、業者によって様々な特徴があるので事前によく調べることをおすすめします。
また、家具や家電は引っ越し先で新たに購入したり、小物類は宅配業者を用いることなどで引っ越し費用を抑えることができます。
引っ越しの前後では様々な手続きを行う必要があります。
この項目では、引っ越し前に行う転出手続きについて解説します。
引っ越しをする際にはその前後2週間以内に、引っ越し前の役所で転出の手続きを行う必要があります。
本人あるいは世帯主が役所での届け出を行ってください。
転出手続きを行わないことで、転入の手続きやその他住所変更に関する手続きを行うことができなくなります。
特に引っ越し先が遠く離れている人などは、必ず引っ越し前に転出の手続きを行いましょう。
転出届は役所で用意されています。
本籍や今までの住所やこれからの住所を記入する欄があるので、あらかじめ確認をしましょう。
本人確認書類は手続きをする方が役所に持参してください。
運転免許証・パスポート・保険証・在留カードなどが本人確認書類として認められています。
マイナンバーカードを持っている場合は一緒に持参してください。
本人確認書類として使用できるだけでなく、自治体によっては紙の転出届を書かずに転出の手続きを完了させることができます。
詳細は、各自治体のホームページに記載されているので確認してください。
印鑑は転出届を記入する際に使用します。
また、市区町村に印鑑を登録している方は、登録抹消のために印鑑登録証明書を持参してください。
上京後するべきことについて解説します。
引っ越しは荷物が少ないほど費用を抑えることができます。
家具や家電は引っ越し先で新しく買うことを考えている方も多いのではないでしょうか。
冷蔵庫や洗濯機やテーブルなど必要な家具や家電は多くあります。
いっぺんに揃えることが難しい人は、優先度の高い家電を優先的に用意しましょう。
また、費用を抑えたい方は中古の家具や家電を取り扱っているリサイクルショップを利用することをおすすめします。
家によっては、エアコンやその他の家具家電が供えつけられている場合もあるので、必ず事前に確認しましょう。
引っ越し前後では近隣住民や大家さんへのご挨拶をしましょう。
マンションやアパートなどの集合住宅に引っ越した際には、両隣・真上・真下に住んでいる方にご挨拶をすることが一般的です。
また、一戸建てに引っ越した際には両隣・真向い・真後ろにご挨拶をすることが一般的です。
しかし、単身者に限定すると引っ越しのご挨拶をしない方も多くいます。
挨拶をしなければならないという決まりはないので、状況に合わせて判断しましょう。
引っ越し後には多くの手続きを行う必要があります。
どの手続きも、早めに行うことを心掛けてください。
入居決定後、ライフラインへの連絡を忘れないようにしましょう。
ライフラインへの連絡は1週間前に電話で連絡することが一般的です。
連絡を忘れてしまうと引っ越し当日に電気・ガス・水道などが使用できない状況になります。
転入手続きは引っ越し先の役所で行う必要があります。
入居後2週間以内に本人または世帯主が役所まで届け出を行ってください。
必要なものは転入届・本人確認書類・印鑑・転出証明書です。
転入届は転出届と同様に、役所で書類が用意されています。
また、転出手続きを行うことで発行される転出証明書は、転入手続きにおいて必要なものなので必ず持参してください。
マイナンバーカードを持っている方はマイナンバーカードの住所変更が必要です。
転入手続きと同様に、入居後2週間以内に引っ越し先の役所で行う必要があるので一緒に手続きを行うことをおすすめします。
必要なものは転出証明書・マイナンバーカード・本人確認書類・印鑑です。
運転免許証を持っている方は運転免許証の住所変更も必要です。
運転免許証の住所変更は、新しい住居を管轄する警察署・運転免許センター・運転免許試験場で行うことができます。
各都道府県によって受付時間などが異なるので事前に調べましょう。
また、運転免許証の住所変更に明確な期限はありません。
しかし、住所変更を怠ることによって道路交通法で罰金が科されることもあるので、運転免許証の住所変更は速やかに行いましょう。
スマートフォンや固定電話、インターネットを利用されている方は通信会社に住所変更を伝える必要があります。
引っ越し先ではインターネット回線に関する工事が必要な場合があるので、工事を希望日に行えるように早めの手続きを心がけましょう。
一部の方は上記の他にも手続きが必要な場合があります。
犬と特定動物は引っ越しに際して手続きが必要です。
犬はどの犬種でも転入30日以内に新しい市町村区に届け出をしてください。
また、特定動物とは国から指定されたワニやタカなどの動物を指します。
引っ越し先の都道府県知事または政令市長に届け出る必要があります。
クルマを持っている方は、車検証と車庫証明の手続きが必要です。
それぞれ15日以内に車検証は運輸支局で、車庫証明は警察署で手続きをしましょう。
また、自動車保険の住所変更は速やかに行う必要があります。
保険会社の窓口やインターネット。郵送で手続きをしましょう。
会社員の方は引っ越し時に会社が保険の手続きを行ってくれます。
しかし、フリーターやフリーランス、個人事業主は引っ越し時に国民健康保険の手続きを行う必要があります。
引っ越しから2週間以内に各市町村区で手続きを行いましょう。
お子さんがいる場合は大きく、医療関係・子育て支援の変更手続き、転校・転園の手続きが必要です。
医療関係・子育て支援の手続きの中で特に児童手当の手続きは、引っ越しから15日以内に引っ越し先の市町村区で手続きが必要です。
その他の手続きは、自治体によって利用方法が異なるので確認するようにしてください。
転校・転園が必要な場合には、学校や園に引っ越し予定を伝えましょう。
その際に必要手続きや書類の確認を忘れないようにしてください。
今回の記事では、上京の手続きについて解説しました。
多くの手続きは期限が定められているので、早めの行動を心がけるようにしてください。
また、車を所持している方やペットを飼っている方などは、その他に必要な手続きが様々あるので期限に注意して行いましょう。