上京を考えている方の中には「上京したいけどいくら用意しておけばいいのかわからない・・・」なんて方も多いのではないでしょうか。
上京に強い憧れがある方でも、上京するのにどのくらいお金がかかるのか、いくらあれば生活できるのかなどがわからないままでは、不安でなかなか上京に踏み切ることができませんよね。
そこで、今回は上京するのに必要な費用・生活費の内訳や、上京費用を安く済ませる方法についてご紹介します。
これから上京する方や、上京を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
上京するのにかかる費用は、進学や就職など、上京する目的によって変わってきます。
上京した後の収入がどのくらいあるかも考えて事前に貯金しておくと良いでしょう。
上京する際にかかる主な費用として以下のような費用があげられます。
・賃貸の初期費用
・引っ越し費用
・家具家電、生活必需品などの購入費
・上京する際の自分の移動費用
賃貸物件の家賃や初期費用、東京からの距離や引っ越してくるタイミングなどによっても変わりますが、家賃6万円の賃貸を借りる場合、だいたい60〜70万円ほどが上京費用の相場となります。
賃貸物件を借りるには、契約時に初期費用として、家賃の4〜5ヶ月分のお金が必要になります。
これには敷金や礼金、仲介手数料、前家賃などが含まれています。
賃貸物件の契約にかかる初期費用の具体的な内訳は以下の通りです。
敷金とは、賃貸物件を借りる際に賃主に「担保」として預けるお金のことです。
退去時に部屋をクリーニング・修繕したり家賃を滞納したときに補填したりするための費用として使われることがあります。
退去時に敷金から修繕費などが差し引かれ、残金があれば返金される仕組みです。
家賃の1〜2ヶ月分の金額が一般的です。
礼金とは昔からある慣習の一つで、契約の際に賃主に「謝礼」として支払うお金のことです。
敷金とは違い、退去時に返金されません。家賃の0〜2ヶ月分の金額が一般的です。
仲介手数料とは、賃主や借主が物件の仲介をしてくれた不動産会社(仲介業者)のサポートに対して支払う成功報酬金額のことです。
不動産会社は仲介手数料を貸主と借主のどちらか、または両方から受け取ることができますが、その合計の上限は家賃の1ヶ月分+消費税であると定められています。
ただし、不動産の売買は個人間で行うことも可能であるため、賃主と直接契約を結ぶ場合などではこの費用は発生しません。
また、成功報酬であるため、売買が成立するまではこの費用は発生しません。
ほとんどの場合、当月分の家賃は当月ではなく前月中に支払うサイクルになっており、このサイクルを「前家賃」といいます。
そのため、入居の際には「翌月分の家賃(前家賃)+当月の残り日数の家賃(日割り家賃)」を支払う必要があります。
ただし、1日付けの契約の場合は1ヶ月分の家賃のみで良いなど、契約によって入居時に払わなくてはいけない家賃に違いがあります。
鍵交換費用とは、もともと住んでいた人が使用していた鍵から、新しい入居者が使用する鍵に付け替えるための費用のことです。
不法侵入や盗難などのトラブル発生を未然に防ぐことが目的で、2万円程度が一般的です。
鍵の交換が必須ではない物件もありますが、防犯上の観点から鍵は交換しておいたほうが良いでしょう。
保険料とは、火災保険や地震保険などに加入するための費用のことです。
賃貸物件では火災保険に加入することが義務付けられているため、賃貸契約の際に不動産会社が指定する保険へ加入することが多いです。
2年更新が一般的で、更新毎に2年分の保険料を支払う必要があります。1.5万円〜2万円程度が一般的です。
その他にも、物件によっては以下のような費用が初期費用としてかかる場合があります。
▼消毒費用/クリーニング代
入居前の害虫駆除のための消毒費用や退去時にかかるクリーニング代を契約時に請求する場合があります。
敷金が無料の物件では、クリーニング代として敷金の代わりの費用が必要となる物件もあります。
物件によっては、1.5万円〜2万円程度がかかります。
▼保証会社加入費用
賃貸契約の際には連帯保証人が必要な場合があります。
連帯保証人を立てらない場合や保証会社への加入が必須とされている場合は保証会社加入費用がかかります。
「家賃+共益費」の50%が一般的です。
▼有料サポートサービス
24時間電話で緊急対応をしてくれるサポートサービスなどの利用料です。
物件によっては加入が義務付けられているため、事前に確認してみましょう。
物件にもよりますが、1万円〜2万円程度が一般的です。
引っ越し費用の目安は5〜10万円です。
ただし、引っ越す時期や移動距離、荷物量によって費用は変動します。
引っ越し費用は曜日や時間帯、時期によって変動します。
例えば、次の日がお休みで余裕を持って引っ越し作業をすることができる土曜日の午前などは、引っ越しを希望する人が多く、引っ越し費用が他と比べて高いことが多いでしょう。
また、新生活シーズンなどの不動産業界の繁忙期は、賃貸物件の値段だけでなく引っ越し費用も高いので、全体としてかかる費用が割高になってしまうでしょう。
不動産業界の閑散期は新生活が落ち着いた4月中旬〜8月で、繁忙期は新生活シーズンの1〜3月となっています。
転勤が多い9〜10月は繁忙期ほどではありませんが比較的忙しいため、閑散期よりは金額が上がります。
上京するタイミングにこだわりがない方は閑散期を狙ってみるのもよいでしょう。
引っ越し費用は引っ越し元の場所によって費用が違います。
多くの引っ越し業者では、短距離と長距離のプランが組まれていて、長距離の方が費用は高額になります。
東京に引っ越す場合、基本的に関東地方と中部地方は短距離、それ以外は長距離に含まれることが多いです。
引っ越し業者によっても費用は異なるので事前に確認した上で申し込むようにしましょう。
「引っ越し単身パック」とは、ダンボールの箱数などに制限を設けた単身者向けの引っ越しサービスです。
業者によって違いますが、決められたサイズのコンテナに乗るだけの荷物を運んでもらうことができます。
「引っ越し単身パック」は、引っ越し業者が訪問見積もりをする必要がないため、料金が安く設定されているようです。
また、学生の場合は「学割パック」と呼ばれるサービスもあり、利用すれば安く引っ越すことができるでしょう。
初めて一人暮らしをする方や新しく家具や家電を買い換えたい方は、家具や家電などを 購入するための費用がかかります。
購入する家具・家電の種類や数にもよりますが、10万円〜15万円が一般的です。
新年度に向けて一人暮らしする場合には、電気屋や家具屋などが「新生活応援セット」などの名目で売り出しているセット品を買うと安く済む場合があります。
洗濯機、冷蔵庫、電子レンジの3点セットや、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器の5点セットなどで売り出されていることが多く、安いものだと3点で4万円、5点で4.5万円ほどで買うことができます。
かなり費用を抑えることができるので、新生活シーズンに上京する場合は利用してみてみてもいいかもしれません。
また、電気屋によっては新居まで無料で発送してもらえる場合があるので、その場合には購入店から新居まで直発送してもらうと良いでしょう。
実家で使っていた家具や家電を上京先に持っていくと、その分の家具・家電の購入費用を抑えることができます。
ベッドなどの高額な家具は持っていくと良いでしょう。
しかし、実家から持ってきた家具・家電が、上京先の玄関や部屋の幅が狭くて入らない場合もあるため、あらかじめ採寸することを忘れないようにしてください。
入居時に全ての家具・家電、日用品を揃えようとすると、費用がかさんでしまう場合があります。
一度に全て買い揃える必要はないので、まずは生活するのに必要最低限の家具や家電のみを用意して、入居後に少しずつ買い足していっても良いでしょう。
毎月の生活費は、家賃や食費、光熱費など込みで16万円程度が一般的です。
上京する際には1〜2ヶ月分の生活費である16〜32万円は確保しておきましょう。
また、就職先は決まっていないものの、今すぐ上京したい場合には、3ヶ月ほどの生活費があると安心です。
その場合、生活費は50万円ほど用意しておきましょう。
ここまで、上京するためにかかる費用について解説してきましたが、ここからは上京費用を安く抑えるポイントについて紹介します。
賃貸契約の初期費用として、敷金・礼金、仲介手数料などが挙げられますが、どれも家賃◯ヶ月分と指定されていることが多いため、賃貸契約にかかる初期費用は特に家賃に左右されると言えるでしょう。
そのため、家賃の安い物件を選ぶことで上京にかかる初期費用を安く抑えることができます。
また、家賃は固定費であるため、一度安い物件に住んでしまえば生活費の節約を意識しなくても、家賃が高い物件に比べて月々の出費を抑えることができます。
上京の初期費用だけでなく、月々の生活費を抑えたい方にも家賃が安い物件はおすすめです。
地方に比べて東京の家賃は高く、東京都内のワンルームの家賃平均は7万円程度ともいわれています。
しかし、少し駅から離れた物件や急行が止まらない駅近辺の物件などでは、都内でも家賃5万円以下など家賃が相場より安く設定されていることが多いです。
うまく探せば、自分の条件に合った家賃が安い物件を見つけることもできるでしょう。
不動産業界の閑散期は繁忙期に比べて物件の家賃が安く、また家賃の値下げ交渉にも応じてもらいやすいため、家賃に左右されやすい賃貸物件の初期費用を安く抑えることができます。
また、引越し費用に関しても、引っ越しする人が少ない閑散期では、繁忙期の方より引っ越し費用が安く設定されていることが多いです。 場合によっては、引っ越し費用に2倍以上の差がでることもあります。
とにかく上京費用を抑えたいのであれば、不動産業界の閑散期を狙うとよいでしょう。
不動産屋によっては「上京キャンペーン」をやっており、利用することで賃貸の初期費用が安く済んだり、交通費を負担してもらえたりする場合があります。上京費用を抑えたい方は不動産屋の「上京キャンペーン」を利用してみるのもいいでしょう。
自家用車やレンタカーを利用して引っ越すことで引っ越し費用を安く抑えることができます。
引っ越し業者に頼む場合は引っ越し代に5〜10万円ほどかかりますが、自力で引っ越す場合は梱包資材費とレンタカー費(利用する場合のみ)とガソリン代だけで済むのでだいたい3万円ほどで引っ越すことができます。
さらに、乗り捨てのレンタカーを利用すれば引っ越す際の自分の移動費も別でかからないため、交通費も節約できます。
また、自分で引っ越しをするのは、安く済むだけでなく、自分の好きな時に引っ越すことができることもメリットの1つです。
新しい住まいに車で行ける場合や、友人や家族に手伝ってもらうことができる場合には自力で引っ越してみてもいいでしょう。
ただし、長距離の引っ越しをする場合は高速道路代やガソリン代が高くなるので、業者に頼んだほうが安く済む可能性があるため注意が必要です。
複数の引っ越し業者に見積もりをもらってみて価格交渉をした上で、自力で引っ越すのとどちらが安いか比較してみてください。
上京費用には、賃貸物件の契約にかかる費用、引っ越し費用、家具・家電などの購入費などがかかり、家賃にもよりますが合計でおよそ60〜70万円がかかります。
そんな上京費用を抑えるには、やはり、家賃が安い物件を探すことがおすすめです。
家賃が安い物件を契約することで、家賃◯ヶ月分と指定されることが多い敷金・礼金などの賃貸物件の初期費用だけでなく、その後の上京生活の月々の家賃も抑えることができるでしょう。
また、家賃の安い物件探しは、不動産業界の閑散期/繁忙期に関わらずできるため、「上京費用を抑えたいけれど上京日程が決まっていて、比較的費用が安めの不動産業界の閑散期を狙った上京ができない」という方でも実践できます。
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