女性が東京で一人暮らしする際に気をつけておきたい物件選びのポイント

「東京での一人暮らし、どんなことに気を配ればいいだろう」「物件選びは女性向けの物が良いのかな」といった不安や疑問を持ってはいませんか?

今回は、女性が東京で一人暮らしを始める際、物件選びで抑えておきたいポイントと実際に生活が始まってから気をつけるべきことについて、それぞれご紹介します。

住むエリアを選ぶポイント

東京で一人暮らしをはじめる女性にとって、「治安の良さ」は重要なポイントです。
治安の良さとはいえ、生活時間帯やライフスタイルによっても感じ方は大きく変わるため、あくまでも参考程度にすることをおすすめします。

ここでは、治安の良いエリアの特徴と一人暮らしの女性にとって立地の良い物件の特徴をご紹介します。

ファミリー世帯の多いエリアの特徴

治安の良いエリアの特徴として、「ファミリー世帯の居住者が多い」ことが挙げられます。
特に周辺に学校の多い「文教地区」はファミリー世帯に特に人気のエリアです。

「文教地区」では、子供達の教育上好ましくない業種(利用に年齢制限がある業種)について店舗の進出を制限しています。
ネオン街になりにくいことからファミリー世帯が比較的多く生活しています。

また、ファミリー世帯の多い地域には大きめの公園やのんびりできるスポットも多いです。
防犯上の理由だけでなく、リフレッシュできるという意味においても、住み良い環境といえるでしょう。

駅近・大通り沿いのエリアの特徴

地域全体の治安の良さも大切ですが、物件自体の立地も重要なポイントです。

治安が良い地域と言われていても夜の人通りの少ない時間帯や暗い道は、意外とあるものです。
そのため、治安が特にきになる人は、暗い道を長い時間歩かなくて済む、駅近・大通り沿いの物件を選ぶことをおすすめします。

駅近の物件であれば、駅前にお店が多くて周辺が明るく、夜でも人がいることが多いので安心して帰宅することができます。
また、大通り沿いの物件は街灯や車の往来があるので、比較的明るい道を通って帰宅することができます。

物件選びの際に余裕があれば、平日の夜の時間帯に実際に物件までの帰宅ルートを歩いてみて、「自分が安心して暮らせるかどうか」を確認しておくとよいでしょう。

物件設備の選び方のポイント

「治安の良い地域に住む」ということも重要ですが、自分の住む部屋自体の防犯やその他の条件にもこだわりたい方はいらっしゃると思います。

ここでは女性にとって暮らしやすい物件設備について、セキュリティ面・生活面の両方の視点から解説します。

セキュリティ面

戸締り関連のセキュリティ条件

戸締りに関連するセキュリティ条件には、モニター付きインターホン、エントランスの防犯カメラや警報器、玄関や窓のダブルロックなどが挙げられます。

セキュリティ設備が整った物件である事実自体が不審者にとっては侵入しにくいため、事前にトラブルを防ぐことにもつながります。

外部環境とのセキュリティ条件

外部環境とのセキュリティ条件には2階以上の部屋かどうか、ベランダが公道や公園から見えないかなどが挙げられます。

例えば不審者がベランダから部屋に侵入しようとした時、1階の部屋では2階以上の部屋よりも侵入しやすいため、2階以上部屋の方が安全性が高いといえます。

生活面

生活面で重視したいポイントは人によって様々だと思います。
個人のライフスタイルによって何を重視するかが変わってくるため、自分にはどんな条件が合うのかを考えてみましょう。

例えば、「毎朝の化粧やヘアセットのための快適な設備がほしい!」という方は独立洗面台付きの物件、「料理を作るのが好きだから、キッチンにこだわりたい!」という方は、2口コンロやIH機能付きキッチンがついた物件というように、自分のライフスタイルに合った条件を挙げて物件を探してみましょう。

女性専用物件って実際のところどうなの?

女性の部屋探しでは「女性専用」の条件がついた物件を目にすることもあります。

「女性専用物件」は、その名の通り女性にとって快適な設備が揃っていることが多いですが、実際にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

女性専用物件のメリット

セキュリティが充実している物件が多い

女性専用物件を希望される方は、セキュリティが整備されているかを特に重視する方が多いです。
そのため、防犯カメラや人感センサー付きのライトなどの防犯設備が充実している物件が多いです。

女性好みの設備が多く、内装がオシャレ

住む人が女性であることが決まっているため、床が温かみのある木目調であったり壁紙が女性好みの色や柄であったりと、内装が女性向けになっていることが多いです。

また、物件の設備も独立洗面台や広めのクローゼットなど、女性好みの設備が整っていることが多いです。

入居者に男性がいない

当たり前ですが、女性専用物件には男性の入居者がいないため、男性が苦手な方や不安に思う方も安心して住むことができます。

女性専用物件のデメリット

男性の立ち入りが禁止されていることが多く、親類の男性も呼べない

建物自体の規約にもよりますが、女性専用物件には男性の立ち入りが禁止されていることがあります。

中には父親や兄弟といった親類であっても敷地内に入れない物件もあるようです。 それぞれの建物の規約については契約書にしっかりと書かれていますので、検討時にしっかりと確認しておきましょう。

周辺の家賃相場よりも高め

セキュリティ設備や各部屋ごとの設備が通常よりも良いことが多いため、女性用物件では周辺地域の家賃相場よりも比較的に高い傾向にあります。

一人暮らしが始まってから気をつけるべきポイント

ここまでは、女性が一人暮らしを始める前に抑えておきたいポイントについてご紹介しました。
では、普段の生活の中でも防犯の面で気をつけられることはあるのでしょうか。

日頃からできる防犯対策

一人暮らしをする際には意識的に防犯対策をおこなうことをおすすめします。

洗濯物に気を使おう

外に干す洗濯物は、洋服の種類でその部屋に住んでいるのが女性か男性かを見分ける手がかりとなります。
また、1階に住む場合は、外部から洗濯物を取りやすかったりもするので、洗濯物は干し方に気を使うとよいでしょう。

対策としては、下着だけは部屋干しにしたり男性と一緒に住んでいることをアピールするために男性ものの服も一緒に干しておくなどが挙げられます。

心当たりのない来客への対応

一人暮らしでインターホンが鳴ると、つい焦ってすぐに出ようとしてしまうかもしれませんが、身に覚えのない荷物の配達やセールスのように事前に約束していない来客の場合もあるので、一息ついてから対応するようにしましょう。

場合によっては、居留守を使ったりモニター付きインターホンの部屋であれば身分証の提示をしてもらうとよいでしょう。

夜道の一人歩きは要注意

暗い夜道での歩きスマホやイヤホンで音楽を聴くといったことは周囲への注意力が下がるため、不審者に狙われやすい傾向にあります。

帰宅ルートを人通りの多い場所を中心にしたり暗い道ではこまめに後ろを振り向くようにしたり、足早に歩くようにして帰宅するまで気を抜かないようにしましょう。

一人暮らしの悩みは専門家へ相談することで解決するケースも

物件選びのコツや生活が始まってから気をつけるべきことなど様々ご紹介しましたが、まだ不安が拭いきれていない方もいるのではないでしょうか。

快適な暮らしは、まず物件探しが重要です。
どんなに小さな不安でも、不動産屋の担当者に相談して解消することをおすすめします。

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