上京する際の賃貸審査はどのような点がみられるのでしょうか?
また、上京後の生活ではどのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いと思います。
今回の記事では、上京する際の賃貸の審査で見られる点やかかる初期費用やその内訳を詳しく解説します。
上京を考えている方やその予定がある方はぜひ最後までご覧ください。
目次
上京して賃貸を借りるためには、審査があります。
この審査に通らないと賃貸契約を結ぶことができないのですが、この時に見られるのは主にその物件の家賃を支払える程の経済力の有無に関してです。
つまり、上京して賃貸を借りるにはある程度の金銭的な余裕が必要となります。
契約を結ぶとなると、大家さんや不動産会社からの社会的な信用を得る必要があり、そのためには家賃などが支払える経済力があることを提示することが必須です。
このことからも上京して賃貸の審査に受かるにはある程度の資金を蓄えておき、自分の経済力に見合った物件を選ぶことが必要と分かります。
上京して、賃貸契約を結ぶ際にかかる費用は約50~60万円程とされています。
もちろん、その物件や生活スタイルによって金額に多少の差はあるものの、目安としては初期費用としてこれぐらいは貯めておいた方がよいでしょう。
ここからはこの費用の内訳を解説します。
まず、賃貸契約を結ぶ際に大家さんや不動産会社に敷金や礼金を支払います。
敷金とは退去時の部屋の修繕費用として預けるものであり、部屋の状態がよければその分自分の手元に戻ってくる額も多くなります。
礼金とは大家さんにお世話になるという意味で払うもので、イメージでいうと謝礼に近いです。
このどちらともその物件によって異なりますが、大体が家賃の1か月分となっています。
東京の平均的な家賃は6~7万円程であるため、敷金・礼金併せて約12~14万円程になります。
東京はその他の地域と比べて家賃が高い傾向にあるため、その分敷金や礼金も金額が高くなることを覚えておきましょう。
不動産会社に賃貸契約を仲介してもらった場合、その手数料として仲介手数料がかかります。
この仲介手数料はその不動産会社によって異なりますが、家賃1か月分ほどであるケースが多いです。
これも平均的な家賃で考えると6~7万円程となります。
そのため、不動産会社が仲介した場合は手数料がかかることも把握しておきましょう。
前家賃とは、入居して1か月目の家賃を先払いするというものです。
賃貸契約から口座を連携させるには時間がかかる場合があるため、先に翌月分の家賃を払う形となっています。
これは物件によってないこともあるのですが、ある場合は契約時に先払いで家賃の1か月分を払います。
これも平均的な家賃から、6~7万円程となっています。
前家賃と少し似ていますが、物件によっては日割り家賃が可能な場合があります。
日割り家賃とは、当月に入居した日から1日ずつ家賃を計算するというものです。
前家賃は翌月分の家賃を払いますが、日割り家賃は当月分の住んだ分の家賃を払うものです。
例えば、1日に入居した場合では前家賃を払うことで問題ありませんが、15日以降などの月の半分以下から入居した場合は、その初月の家賃は日割りにしてしまった方が費用が掛かりません。
しかし、これはその大家さんや不動産会社によって異なるため、希望する場合は早めに確認しておきましょう。
鍵交換費用は前の入居者が使っていた鍵から新しい鍵へ交換する際に必要となります。
防犯のために鍵は入居者が変わるたびに変更する必要があるのです。
これは大体1~2万円程となっています。
賃貸で保険を付ける場合は保険会社利用料がかかります。
これはその保険会社によりますが大体相場は2~3万円程です。
保険には様々な種類があるのですが、賃貸の場合は火災保険に入る方が多いです。
この火災保険料は約2万円程で契約延長の際に再度かかる場合があります。
賃貸契約でどの保険に入るかは不動産会社としっかり相談して決めましょう。
家具や家電は人によってその費用が変わってきますが、最低限生活に必要なものをそろえる場合、約10万円程が必要となります。
中でもそろえておきたいものが、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、ベッド、カーテンです。
最初の3つに関しては、時期によっては家電量販店で新生活応援フェアが行われており、安くセット買いできることもあります。
始めは生活に必要なものを揃え、後から自分が欲しいと感じた家具や家電を揃えるのがよいでしょう。
引っ越し費用はその距離や各地域によっても異なりますが、大体7~9万円程となっています。
後から詳しく解説しますが、引越しの時期を閑散期と呼ばれる夏~秋頃に合わせるとその分費用を抑えることができます。
上京して生活するためにかかる費用は少しでも抑えたいという方が多いと思います。
ここからは上京の費用を抑えるためのポイントを解説します。
東京の中でも23区外に住むことで大幅に家賃を抑えられます。
もちろん23区外でも家賃が高い地域もあるのですが、比較的都心から離れることで家賃を抑えることができます。
23区内で家賃を抑える場合、治安面で妥協しなければいけない可能性もあるため、よっぽど都心に住みたいという場合以外は23区外での物件探しをおすすめします。
引越しをする場合、閑散期と呼ばれる比較的引っ越しが少ない夏~秋頃をおすすめします。
逆に、引っ越しシーズンで繁忙期である2~3月頃は引越し業者を見つけるのも大変で、その費用も割高になります。
そのため、可能な方は引越しの時期を閑散期に合わせましょう。
家賃を抑える方法としてシェアハウス、ゼロゼロ物件やフリーレント物件の利用もおすすめです。
シェアハウスであれば家賃を折半することでより良い物件に安く住むことができます。
ゼロゼロ物件とは敷金や礼金が0円の物件のことです。
敷金がない分、退去費用がかかる可能性がありますが、始めの費用をどうしても抑えたいという方にはおすすめです。
また、フリーレント物件とは、前家賃がない物件のことです。
これも上京時の初期費用をなるべく抑えたい方におすすめです。
これらの物件を選ぶことで、初期費用が抑えられ審査に通りやすくなることもあるため、気になる場合は1度不動産会社に相談してみましょう。
引越しの際の各業者を比較し、最も安い引越し業者に依頼したり、単身用プランを選ぶことで費用が抑えられます。
これらはインターネット上で各社のホームページから比較することが可能です。
時期によって各社の見積もりも変わってくるため、引越しまでに時間に余裕のある方はぜひ1度調べてみることをおすすめします。
上京して賃貸を借りる際におすすめの物件条件があります。
ここからは物件探しの際に意識すべき2つの条件をご紹介します。
まず、家賃は手取りの3分の1に抑えることを意識しましょう。
今後の生活を考えてもあまり家賃が高すぎるところを選ぶのはおすすめしません。
この点を踏まえると、家賃は手取りの3分の1程に抑えることが重要です。
上京して一人暮らしの場合、ワンルームか1Kがおすすめです。
ワンルームはキッチンとリビングに仕切りがない部屋のことで、1Kには仕切りがあります。
このどちらかを選ぶことで家賃を抑えることができます。
上京して審査に通るためには、様々な前準備が必要であることが分かりました。
上京の初期費用を少しでも抑え、審査に通りやすくするためには、様々な工夫が必要になります。
上京をして賃貸審査に通りやすくするためには、家賃を抑えることが重要です。
これによって、その物件の家賃の支払い能力があることを大家さんや不動産会社に証明しやすくなるという大きなメリットがあります。
また、家賃にかかる費用を少しでも抑えることができれば、初期費用だけでなく、その後の生活にも余裕ができます。
このためにはなるべく家賃を抑えた物件・部屋探しが必要です。
家賃を抑えて物件探しをする際におすすめなのが家賃6万円以下の専門店「部屋まる。」です。
部屋まるでは家賃6万円以下の物件を豊富に取り扱っています。
少しでも気になった方はぜひご覧ください。
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今回の記事では、上京の際の賃貸審査やかかる費用に関して解説しました。
上京するためにはある程度のまとまった金額と、自分の経済力に見合った物件探しが必要となることが分かりました。
今後、上京を考えている方はぜひ今回の記事の内容を参考にしてください。