転勤や進学などを機に、東京への引越しが決まったものの、「東京で自分に合った物件選びができるかな」「東京に住むにはある程度妥協が必要なのかな」というような不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
せっかく一人暮らしをするなら、自分に合った居心地のいいお部屋に住みたいですよね。
今回は、そんな皆さんの不安を解消すべく、東京でのお部屋探しのはじめ方から賃貸契約に至るまでの流れとコツを、具体的な例を挙げて解説していきたいと思います。
目次
希望する条件の選択から賃貸契約を結ぶまでの全体の流れを、家賃や交通網との兼ね合いなど、東京のお部屋探しならではのポイントが多くありますので、是非こちらを参考にしてみてください。
東京でお部屋探しをする際には、まずは家賃の予算と住むエリアを決めましょう。
ここでは、家賃の高さや交通網との関係について特に注意すべき点が多いため、気をつけて決めていきましょう。
東京都の家賃は、全体的に高い傾向にあります。
全国の賃貸物件の平均家賃と比べても、東京都の平均家賃は7万6000円であり、全国平均よりも2万円ほど高くなっています。
また、水道代や光熱費、食費などの生活費も、他の地域に比べて高くつく傾向にあります。
家賃予算を設定する際は、月々にかかる生活費も考慮した上で、無理のない範囲で設定するようにしましょう。
貯蓄や趣味、交際費など、他のことにお金を回したい方は、家賃予算は低めに設定した方がいいかもしれません。
家賃を安く抑えたい場合は、不動産情報サイトで家賃を指定して検索したり、格安物件を多数取り扱っている不動産会社を利用したりすることも1つの手です。
一般的に、一人暮らしの家賃は「手取りの3分の1以下」が目安とされています。
これは家賃を払った上で、ゆとりのある生活を送ることができる家賃相場が手取りの20~30%程度であるためです。
また、物件を申し込む際、管理会社が契約者に対し、「今後も家賃を支払い続けることができるかどうか」を審査する基準が月収の30%であることが多いことも理由の1つです。
しかし、「手取りの3分の1」という指標は、あくまでも一般的な目安であるため、自分の生活の傾向に合わせて家賃の割合を調整することが重要です。
毎日の通勤・通学時間が長すぎると、身体的・精神的にストレスを感じやすいので、家から勤務先までの通勤・通学時間は、一般的には30分程度までが良いとされています。
また、人口の集中している東京での通勤は、電車移動がメインとなるので職場周辺の交通網を確認して活用していくことがポイントとなります。
住むエリアに特にこだわりがない場合は、職場周辺の交通網を確認してから通勤・通学時間から住むエリアを決めるのも、1つの手です。
予算と住むエリアが決まったら、希望する設備や環境の条件ついて決めていきましょう。
東京にはたくさんの賃貸物件があるので、希望条件を設定しないと、膨大な数の中から選ぶことになり、お部屋探しに時間がかかってしまいます。
自分にとって必要な設備や条件を考えることで、スムーズにお部屋探しを進めることができます。
東京は物件数が多いことも特徴の1つです。そのため、ざっくりとしたイメージだけで物件を探していると、似たような物件がたくさん出てきてしまい、どれにすべきか決められない可能性があります。
このような事態を避けるためには、自分にとって必要な設備や住みやすい間取りなど、希望条件を考えて設定しておくことが大切です。
セキュリティー面を重視するのであればオートロックがついている2階以上の物件、水回りが気になる場合はバス・トイレ別で独立洗面台のある物件というように条件を具体的に設定しておくことで、スムーズにお部屋探しを進めることができます。
物件の設備・条件が決まったら、それらの条件が自分にとってどの程度重要なものであるか確認しましょう。
自分にとって必要な条件を見極めることで、予算の範囲内で自分に合った物件を探すことができます。
希望条件をたくさん挙げすぎても予算オーバーな物件しか残らなかったり、希望通りの物件がなかったりする可能性があります。
実際の生活を想像して、希望条件に優先順位をつけることで、よりスムーズに、納得のいくお部屋探しをすることができます。
不動産会社に相談する前に、不動産情報サイトをチェックしておくと、物件の家賃相場や周辺情報、設備条件などを知ることができるので、スムーズにお部屋探しをすることができます。
スマホやパソコンから簡単に詳細な物件情報を知ることができるので、自分の希望条件に合った物件があれば、事前にチェックしておきましょう。
不動産情報サイトで物件を見ることで、自分の住みたいお部屋のイメージが明確になり、不動産会社に行った時にイメージが伝わりやすくなります。
また、サイト上で気に入った物件はあったものの、家賃やエリアが条件に合わない…という場合は、不動産会社に似たような物件がないか探してもらうことができます。
条件が決まったら、不動産会社に相談しに行きましょう。不動産会社に相談することで、お部屋探しに関する疑問や不安を解消しつつ、自分の希望条件に合った物件を紹介してもらうことができます。
家賃を安く抑えたい方は、格安物件を専門的に取り扱っている不動産会社に相談してみるのも1つの手です。
東京は家賃相場が高く、月々の生活費も高くつく傾向にあるため、貯蓄や趣味など、他のことにお金を回すためには、家賃を安く抑えることも重要となります。
限られた予算の中で、自分に合った物件を探すためには、格安物件の取り扱い物件数が多い不動産会社に相談してみるといいかもしれません。豊富な選択肢の中から、自分に合った物件を探すことができます。
お部屋探しをする中で気に入った物件があれば、不動産会社の人に相談し、内見しておくと安心です。
実際に物件まで足を運び、お部屋を内見することで、部屋の広さや間取り、雰囲気を自分の目で確かめることができます。
内見は、実際に物件を見ることで、部屋の広さや雰囲気を知ることができる大切な機会です。
実際に生活する様子をイメージしながら、防音性や日当たり、周辺環境などに注目することで、入居後の思わぬトラブルを防ぐことができます。
防音性については、実際に壁に耳を当てて隣の音を聞いてみると良いでしょう。
周辺環境を確認する際は、街灯の数を見て夜間の明るさをチェックしておくと安心です。
他にも、シャワーの水圧やコンセントの配置、クローゼットの湿気具合などをチェックして、気になるところがあれば写真を撮っておきましょう。
1月から3月にかけては、希望する物件にまだ入居者が住んでいる場合があるため内見できないこともあります。
内見ができない場合は、物件の外観や周辺環境を確認し、少しでも気になる点は不動産会社に細かく確認しておきましょう。
入居者審査が終了したら、契約内容や物件に関する約束事を確認し、賃貸契約を結びます。
賃貸契約を結ぶ際は、入居者の住民票や収入の証明書、印鑑証明書など、多くの書類を揃える必要があります。
有効期限が決まっている書類もあるので、事前に書類を揃えておくと、スムーズに契約が進みます。
特に遠方から東京に越してくる場合は、必要書類を集めるのに時間がかかるので、早めの準備を意識しましょう。
契約後は、鍵の引き渡しがおこなわれ、お部屋に入居できるようになります。
入居者審査とは、貸主(大家さん)が安心してお部屋を貸すことができる人物であるかどうかを判断する審査のことです。
家賃の支払い能力や保証人の有無、入居者の性格などを総合的に考慮し、お部屋を貸すことができる人物であるかどうかをチェックします。
入居者審査に必要な書類としては、入居申込書や本人確認書類、源泉徴収票、課税証明書などが挙げられます。
入居申込書には、入居者の住所や電話番号、性別、生年月日、勤務先の情報、年収、勤続年数などを記入するのが一般的です。
保証人が必要な場合は、連帯保証人の収入を証明する書類が必要になることもあります。
いかがでしたでしょうか? 今回は東京でのお部屋探しの全体的な流れと、押さえておきたいポイントについてご紹介しました。
東京でのお部屋探しは、家賃の高さや交通網との関係など考えるべき項目が多いですが、今回ご紹介したポイントを意識することで自分に合ったぴったりの物件を探すことができます。
また、東京でのお部屋探しに不安を感じている場合は、都内の物件に詳しい不動産会社に相談することで、お部屋探しに関する不安を解消しつつ、納得のいくお部屋探しをすることができます。
「東京だからしょうがない…」と妥協せずに、不安なことはプロに相談し、ストレスのない新生活を始める準備をしていきしょう。
「部屋まる。」は、東京都内を中心に賃料6万円以下の物件を紹介している専門店です。格安物件だけでなく、新築・築浅の物件やおしゃれなデザイナーズ物件など、様々な物件を幅広く取り扱っている不動産会社です。
お部屋探しに関する知識・経験豊富なスタッフがマンツーマンで対応いたしますので、東京でのお部屋探しに不安を感じている方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。