ペットと一緒に引っ越しをするためにはどのような方法を取ればよいのでしょうか。
ペットに負担を掛けずに引っ越しをしたいと考えている方も多いと思います。
ペットの種類によって引っ越し時の注意点が異なるため、あらかじめ確認をしましょう。
そこで今回はペットと一緒に引っ越しをする方法や、引っ越しの注意点について解説します。
目次
ペットと一緒に引っ越しをするためにはどのような方法を取ればよいでしょうか。
この項目では、ペットの引っ越し方法を3つご紹介します。
新幹線などの公共交通機関や車を利用してペットの引っ越しを行うことができます。
公共交通機関や車を利用することは、他の方法に比べて比較的費用を抑えられることが特徴的です。
しかし、新幹線を含む全国のJR線ではペットを同伴させるための条件が示されています。
同伴できるペットには種類が定められています。
持ち込める動物は、子犬・猫・鳩またはこれらに類する小動物です。
なお、サイズの小さい場合でもヘビや猛獣を持ち込むことはできません。
ペットを同伴させるためには、ケースに入れて乗車する必要があります。
ケースは長さが70cm以内で縦・横・高さの合計が90cm程のものであることが規定されています。
また、ケースとペットを合わせた重さが10kg以内である必要があります。
ペットを同伴させるためには切符の購入が必要です。
ペットは荷物として扱われるので、荷物としての料金290円が掛かります。
ペット輸送をオプションとして対応している引っ越し業者もあります。
引っ越し業者によって犬や猫、熱帯魚など対応しているペットの種類が異なるため、自分のペットが対応してもらえるかどうか必ず確認しましょう。
また、引っ越し業者はペット輸送を専門業者に委託していることが一般的です。
そのため、引っ越しスタッフにペットを預けることを不安に思っている方も、安心してペット輸送を依頼することができます。
引っ越し業者を介さずに、直接ペット輸送の専門家に依頼することも可能です。
ペット輸送を専門としているため、引っ越し業者に依頼することが難しい爬虫類や魚類なども対応してもらえる業者があることが特徴的です。
料金はペットの種類や重さ、距離などによって決められます。
また、業者には大切なペットを預けるため、事前に信頼できる業者かどうか口コミ情報なども確認しておきましょう。
ペットと引っ越しをする際にはいくつかの注意点があります。
引っ越し先にはペット可物件を探す必要があります。
ペットの種類や数の制限がされていることが多いため、契約時に確認してください。
また、退去時に多額の原状回復費用が掛かる可能性もあるため、内装の素材やメンテナンスのしやすさも確認しましょう。
こちらの記事ではペット可物件の家賃や探し方、注意点について解説しているので併せてご確認ください。
※ペット可物件は家賃が上乗せされる?ペット可物件の注意点や探し方を紹介
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移動時はペットにストレスを与えやすいため注意が必要です。
慣れない交通機関でペットを移動することによって、車内で暴れたり大きな音を立ててしまうリスクがあります。
日頃からケースでの移動に慣らすことやケースの中におもちゃやお菓子を入れておくことなど、対応策は様々あります。
また、乗り物酔いに弱い場合には事前に獣医に相談して酔い止めを処方してもらいましょう。
引っ越し後の環境の変化はペットにストレスを与え、ペットが体調不良になる可能性があります。
そのため、引っ越し先の動物病院の所在地や診療時間などはあらかじめ確認しましょう。
また、引っ越し後近隣の方にご挨拶する際には、事前にペットと暮らす旨を伝えることをおすすめします。
事前に伝えることによって、後でペットに関するトラブルが起きる可能性を軽減することができます。
ペットを輸送する際にはペットの種類によってそれぞれ注意点があります。
犬の引っ越しの場合はこまめに休憩を設けましょう。
散歩用のリードを持参して休憩先で散歩をする時間を作り、犬に掛かるストレスをできるだけ軽減してください。
また、大型犬は公共交通機関を利用できないことが一般的です。
大型犬を引っ越しする場合には、車で輸送するか専門業者に依頼することをおすすめします。
猫は一般的に公共交通機関を利用することができるため、交通機関の指定サイズに合わせたケースなどを用意しましょう。
長距離移動の際には、犬と同様にこまめに休憩を設けてください。
また、季節に合わせて毛布や冷却マットを用いることで猫のストレスを軽減することができます。
鳥や小動物はケージに入れて輸送します。
環境変化などに敏感な鳥や小動物は、ケージの上から布などを被せましょう。
ケージの扉や隙間からペットが抜け出てしまわないように注意してください。
また、鳥の中でもフクロウを始めとする猛禽類は公共交通機関への持ち込みができないことが多いです。
事前に確認し、利用できない際には専門業者などに輸送を依頼しましょう。
爬虫類は脱走の恐れが比較的高いため、布袋に入れてからさらにケージに入れて輸送します。
温度管理が必要な爬虫類が多いので専門業者に依頼することをおすすめします。
また、爬虫類の中でもヘビ類などは基本的に公共交通機関への持ち込みが認められていないので注意してください。
魚類は水温や酸素濃度などの管理が難しいため、専門業者に依頼することをおすすめします。
魚類の輸送に対応していない専門業者もあるので事前に確認してください。
ペットによっては、引っ越しをした際に所定の手続きが必要な場合があります。
犬の飼い主は、住んでいる市区町村に飼い犬登録をする必要があります。
そのため、犬の引っ越しの際には住所変更の手続きが必要です。
住所変更をする際には、旧住所と転居先の両方で手続きを行います。
まず旧住所の役所または保健所で登録事項変更届を提出し、犬の登録を証明する鑑札を受け取ります。
そして転居先の役所または保健所で鑑札を提出し、登録住所の変更手続きを行ってください。
なお、市区町村によっては届け出と鑑札の他に、飼い犬に年1回の接種が義務付けられている狂犬病予防注射の注射済票などが必要な場合があります。
事前に何が必要なのか管轄の市区町村に確認してください。
特定動物とはワニやタカなどの、国から特定動物として指定されている動物を指します。
引っ越しして特定動物を飼う場合には、転居先の都道府県知事または政令市長に届け出をして事前に許可を貰う必要があります。
無許可で特定動物の飼育場所を変更すると法律で罰せられるので、必ず手続きは行うようにしてください。
今回の記事では、ペットと一緒に引っ越しをする方法や、引っ越しの注意点について解説しました。
ペットの種類や大きさによっては、公共交通機関を用いた引っ越しを行うことができないので事前に確認をしてください。
また、引っ越し後に手続きが必要なペットを飼育している場合は、先延ばしにせずに早めの手続きを行うことをおすすめします。