新築賃貸なのになぜ安い？安さの理由やお得な物件を選ぶコツを解説

設備が綺麗でセキュリティも充実していて人気の高い新築賃貸物件。

一般的に、新築賃貸物件は家賃が高いことが多いですが、最近では家賃の安い新築賃貸の物件も増えてきています。
そんな家賃の安い新築賃貸は、費用を抑えて綺麗な物件に住めるためとてもお得な物件に思えますが、家賃の高いイメージがある新築賃貸が安いと、なぜ安いのか気になってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は家賃の安い新築賃貸がなぜ安いのか、その安さの理由をご紹介します。
新築賃貸だからこそ安い理由もありますので、物件選びに迷っている方はぜひ確認してみてください。

新築の賃貸物件が安いときに考えられる理由

新築だからこそ、早く入居者を集めたいと考えている

基本的に新築賃貸は人気のため高い家賃が設定されることが多いですが、新築だからこそ、早く入居者を集めて家賃収入を得たいという大家さんの考えから、安い家賃が設定されていることもあります。

新築賃貸の物件は、入居者ゼロの状態からスタートします。大家さんにとっては早く入居者を入れないとその物件の家賃収入がゼロのままなので、家賃を少し値下げしてでも入居者を募りたいと考えることも多いのです。

同様の理由で、新築賃貸の物件でも、最初の数ヶ月の家賃を無料にするフリーレントや家賃や敷金・礼金などの値下げ交渉に応じてもらえることもあります。

他の賃貸物件が安い理由と同じような理由で安くなっている

新築賃貸といっても、他の賃貸物件が安い理由と同じような理由で安くなっている場合もあります。

部屋が狭い、間取りが独特

新築賃貸に限らず、狭い部屋や独特な間取りの物件は家賃が安い傾向にあります。
しかし、家具の種類や配置などによっては、狭さや間取りが気にならないような住みやすいお部屋にすることもできます。

図面だけで判断せずに気になった物件を内見してみるといいでしょう。

駅から遠い

最寄駅やバス停から遠い物件は、新築賃貸であっても家賃が安いことが多いです。
しかし、駅から遠いということは電車が原因の騒音も少なく、普段の移動が自転車の方にとっては駅からの距離もあまり気にならないなど、意外と住みやすい物件であるかもしれません。

新築賃貸に住みたいけれどあまり高い家賃を払いたくないという方は、自分の生活できる範囲の中で駅から遠めの物件を選ぶのもおすすめです。

日当たりがよくない

一般に、日当たりがよくない物件は、そうでない物件に比べて家賃が安い傾向があります。
また、新築賃貸物件の中で部屋によって値段が違うという場合、日当たりの良し悪しによって家賃が変動しているかもしれません。

日当たりの悪さが気にならない、昼間あまり家にいない方の中にとっては、より安く新築賃貸を契約できるため、狙い目の物件とも言えるでしょう。

周辺環境が悪い

物件自体だけでなく、周辺環境の条件をチェックすることも大切です。
どんな賃貸物件であっても、近くにスーパーやコンビニがなかったり、線路や高速道路の騒音があったりすると、家賃が安くなります。

逆にいえば、少し条件を妥協したり、自分の気にならない条件で安くなっている物件を見つけることができれば、綺麗で新しい新築賃貸でも安くお得に住むことができるでしょう。

新築の賃貸物件を契約するメリット/デメリット

ここでは、新築賃貸の契約をするかどうか考えている方に向けて、新築賃貸物件を契約するメリットやデメリットをご紹介します。
新築賃貸が安い理由だけでなく、新築賃貸の特徴をしっかり把握して、自分に合った物件を選べるようにしましょう。

新築の賃貸物件を契約するメリット

部屋や共用スペースが新品で綺麗

新築賃貸には「まだ誰も住んだことがない、完成してから1年以内の物件」という基準があるので、部屋や設備が新品未使用で清潔感があります。
キッチンや浴室、トイレなどの水回り、部屋の床や壁紙など全てが綺麗でしょう。

また、建物自体も新しいため、共用スペースの修繕費用がかかることが少ないこともメリットの1つです。

最新のセキュリティや設備などが充実している

新築賃貸の物件は、防犯カメラやTV付きインターフォン、オートロックなどのセキュリティがしっかりしている物件や、IHコンロやエアコンなどの最新の家電が付いている物件などが多いです。

最新の設備のもとで比較的安心して暮らすことができるでしょう。

新築の賃貸物件を契約するデメリット

シックハウス症候群の可能性もある

シックハウス症候群とは、建材や家具などから発生する化学物質によって引き起こされる頭痛やめまい、倦怠感などの健康障害のことです。新築賃貸で起こりやすく、特にアレルギー持ちの方は注意が必要です。

新築賃貸に住む方は、こまめに換気や掃除をするように心がけましょう。

住んでから物件の不具合が発見される場合もある

新築賃貸は新品で誰もまだ住んでいない清潔感がメリットですが、逆に、誰もまだ住んでないがゆえに、住まないとわからない物件の不具合が潜んでいるかもしれません。
こういったトラブルにあった場合は、速やかに不動産会社や大家さんに相談しましょう。

建築中で内見できないこともある

新築賃貸物件では、建築中に入居希望者を募集することもあるため、契約時はまだ建築途中で内見できない物件もあります。

物件が完成し内見してから契約を結ぶことが理想ですが、物件の完成まで待つと他の入居者に物件を取られてしまうこともあるため、その場合は内見せずに契約することになってしまいます。

新築賃貸でも物件によっては安い家賃でお得に住むことができる

家賃の安い新築賃貸の物件が悪い物件であるとは限りません。
新築賃貸だからこそ人を早く集めたいと思って家賃を安くしている物件や、他の賃貸物件と同様に何かしら理由があって家賃が安い物件もあります。

新築賃貸に限らず、大事なことは「家賃が安い理由を正しく把握すること」です。
自分が納得できる条件で家賃が安い物件であれば、それは安くてお得な物件であるといえるでしょう。

特に、家賃が高いイメージのある新築賃貸では、家賃が安いとかえって不安になってしまいそうですが、家賃が安い理由をきちんと確認すれば、実は自分にとって理想のお得な物件であるかもしれません。
家賃が安いからといって条件が悪い物件と決めつけず、まずは安さの理由を確認してみてはいかがでしょうか。

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