上京をして同棲をするのは良いのでしょうか?
新しい土地で恋人と生活を共にするためには、多くの注意点や知っておくべきポイントがあります。
恋人との上京を考えている方の中には同棲をすることに対して疑問や不安がある方も少なくありません。
今回の記事では、上京して同棲をすることで掛かる費用やそのメリット、デメリットを解説します。
目次
上京を機に同棲をするというカップルはとても多いです。
しかし、実際のところこれがどんな結果になるかについてはカップルによって違うのです。
そのため、しっかりとお互いの意見や周りからの言葉も参考にして判断するのをおすすめします。
上京して同棲をする際に、相手やお互いに流されてなんとなくで決めた場合、注意が必要です。
基本的に同棲は、結婚の意志がお互いにあることを確認しておく必要があります。
始めのこの確認を怠っていると、時間だけが過ぎてしまい、後々トラブルになって最悪の場合別れるというケースもあり得ます。
それぞれの人生設計を互いに理解したうえで同棲を決めるのがよいでしょう。
上京して同棲をする場合、どのくらいの費用が必要となってくるのでしょうか。
ここからは東京で暮らす場合にかかる費用やその相場を解説します。
家賃に関してはお互いの給料の合算などを考える必要がありますが、相場は8~10万円程となっています。
一人暮らしの家賃相場と比べると少し金額が高いのは2人で折半することができるからであると考えられます。
また、人気の間取りは2DKで約3割のカップルがこれを希望している傾向にあります。
お互いの生活スタイルが異なっている場合でも、自分のスペースを確保できていることからストレスになりにくく、相手に負担をかけにくいからであるためです。
引越しの費用に関しては、その距離や立地によって変わるものの、相場は6~7万円程となっています。
引っ越す際はお互い別々の場所からであるため、これが倍になることは念頭に置いておきましょう。
また、家具家電を新しくそろえるという場合や、お互いの持っていくものが少ないといった場合には自分たちだけで運ぶことが可能です。
東京の場合、水道代は全国的に見ても比較的安く、その相場は毎月5000円程です。
この理由は、1つの水道設備で徴収できる人数が人口と比例して多いからです。
毎月の電気代の相場は約8000円となっています。
エアコンやテレビなどは2人で共有することもあり、1人暮らしに比べて費用は高くなるものの、そこまで大きな差が開かない傾向にあります。
ガス代に関しては近年の値上がりもあり、水道代や電気代に比べて費用がかかる傾向があります。
この相場は5000円程となっています。
しかし物件がプロパンガスの場合、これよりさらにかかるため、ガス代を抑えたい方はなるべく都市ガスの物件を選ぶようにしましょう。
東京は他の地方に比べて全体的に物価が高い傾向にあります。
そのため、日々の生活での費用が他の地域で暮らすよりもどうしてもかかってしまいます。
このことは前もって理解しておくことが必要です。
上京して同棲することでお互いがメリットを得られることもあります。
ここからは、上京して同棲するメリットについて解説します。
同棲をすることでお互いの生活費の負担が軽くなります。
特に東京の家賃が比較的高く、日常での費用も他の地域よりかかるため、この負担を2人で分けることができることは大きなメリットです。
毎月の出費を折半できることで精神的な余裕が生まれることもあります。
遠距離であったり、お互い実家暮らしで長い時間一緒にいることができなかったカップルにとってこれは大きなメリットです。
東京へ出てきたばかりの時は慣れないことが多く、それに対して不安を感じる時も少なくありません。
そんな時に、家に帰れば自分のことをよく理解してくれる恋人と過ごせるという理由で頑張る原動力になることがあります。
同棲をすることで、お互いの日々のモチベーションが生まれるのです。
結婚の前に同棲をすることで相手のことをより知ることができます。
今まで気づかなかったお互いの良い面を知るきっかけとなり、結婚生活をよりイメージしやすくなります。
相手に対して浮気の心配が減るのもメリットです。
日々の生活を一緒に過ごすため、お互いに浮気がしづらくなり、その心配が減るのも事実です。
上京して同棲するメリットもありますが、実は同じぐらいデメリットもあるのです。
ここからは上京して同棲をするデメリットについて解説します。
同棲開始時にしっかりとお互いの生活費の負担割合を決めていなかった場合、後々トラブルになってしまう可能性があります。
特に生活費を多く出している方が不満を感じ、そのことで揉めることが多いです。
東京で暮らすとなると思っていた以上の出費になることもあり、経済的な余裕を持ちにくい若い世代にとっては問題が起こりやすいのも事実です。
同棲をする場合、1人の時間が少なくなります。
特に若いカップルが2DKや2LDKの部屋を借りることは経済的に厳しく、その分各々のプライベートが保たれないことでストレスを感じることもあるのです。
1人の時間も大切にしたいという方の場合、2DKや2LDKの部屋でない限り、同棲をするのはおすすめできません。
一緒に長い時間を過ごすことで、同棲をする前にはわからなかった相手の嫌な部分に気づく可能性があります。
特に衛生面や金銭面の価値観の違いが同棲で顕著になり、それがきっかけで別れるカップルも少なくありません。
同棲したものの、別れることになってしまった場合、手間がかかってしまいます。
そのため、よっぽど将来を見据えることのできる相手ではない限り、軽い気持ちで同棲をするのは避けた方がよいでしょう。
同棲をすると決めてお互いの両親へ挨拶をする際、そのように話を進めるべきなのでしょうか。
これに関しては、2人の交際をお互いの両親がもともと知っているかによって変わってきます。
恋人の存在を知っていない場合はまず、お互いが両親にしっかりとその存在を伝え、後日2人で伝えたいことがあると言いましょう。
両親が恋人の存在を知っている場合は、2人でそれぞれの両親のもとへ挨拶に行き、同棲したい旨を伝えましょう。
この時にしっかりと結婚を前提としていることや、お互いが真剣な気持ちであることを伝えるのが重要です。
同棲をする場合、自分たちのことだけでなく、お互いの両親のこともしっかりと考えて判断することが大切です。
同棲で上手く2人で暮らしていくにはどのようなことが大切なのでしょうか。
ここからは同棲を上手くいかせるための5つのポイントをご紹介します。
同棲をする場合、結婚を視野に入れることがとても重要です。
なんとなく一緒にいたいからという理由で同棲をしてしまうと、後々に価値観の違いや人生設計の違いからトラブルに発展してしまいます。
お互いの将来を見据えて一緒に入れる確信を持てるまでは同棲はおすすめしません。
2人とも仕事に就くことで、生活費を互いに折半することができます。
1人が働いて、もう1人が家事を行う代わりにしばらく養ってもらう状態の場合、トラブルになりやすいです。
特にまだ結婚していないのに対し、責任が重すぎるという理由で、生活を支える方の不満がたまりやすいのが事実です。
これを防ぐためにもしっかりとお互いに生活を支えられるだけの収入を得られるようにするのが大切です。
お互いが過度に干渉しあわないのも同棲をうまくいかせるコツです。
このためには、互いの信頼関係を築くことが必要です。
お互いを尊重しながら生活を送れるようにしましょう。
家事や生活費の負担を同棲前にしっかりと決めておくことが大切です。
一方の負担が重いとその分ストレスがたまり、もめ事が起きやすくなります。
お互いに納得のいく割合で生活費を負担できるようにしましょう。
人と暮らす場合、ある程度の我慢も必要となってきます。
自分1人で生活しているわけではない分、自由な行動が制限されることも少なくありません。
しっかりとこれを念頭に置き、多少の覚悟を持って同棲をするのがよいでしょう。
恋人から同棲をしたいと言われ、自分が乗り気でない場合はしっかりと断ることが大切です。
しかし、いざそれを話すとなると角が立ってしまう可能性があります。
この場合は親の反対や結婚まで同棲は取っておきたい、経済的な余裕が今はまだないという風な理由で断るのがよいでしょう。
理由をしっかりと伝えることで相手も納得することができます。
別れることになってしまった場合、同棲を解消する必要があります。
この場合、お互いがそれぞれに行うことがいくつかあります。
ここからは同棲解消が決まったらするべきことを解説します。
まず、2人が住んでいる家をどうするか決める必要があります。
家賃や生活費を1人が全て払っていた場合は、その家からもう一方が出ていく形で解決しますが、そうでない場合お互いに新しく家を探す必要があります。
現実的に考えて、2人で払っていた家賃の家にどちらか1人が自分だけで家賃を払い、住み続けるのは難しいからです。
この場合お互いの引越し先が決まるまでは一緒に住むこともあれば、お互いに別々の場所で物件探しをするということもあります。
今まで2人で支えていた生活を自分1人の生活にする必要があります。
そのためには、まずは経済的に自立できるようになることが重要です。
相手の方が多く生活費を出してくれていたという方は、自分で自分の生活を支えることを特に意識するようにしましょう。
2人の共有財産がある場合は、それをどうするかを決めましょう。
貯金であれば、互いに折半で済むのですが、ペットや物の場合はどちらが引き取るのかをしっかりと決めましょう。
同棲をして上手くいくかどうかはそのカップルによって異なります。
特に東京での同棲は経済的な問題も起きやすいため、ある程度の覚悟が必要となります。
今回の記事では、上京して同棲をする場合に掛かる費用や、同棲のメリット、デメリットを解説しました。
カップルによってそれぞれの向き合い方があり、同棲をする場合は相手としっかり色々な点を含めて話し合うことが大切です。
今回の記事を参考にして、恋人との同棲をしっかりと考えてみましょう。